波乱相場で輝く!スペシャル注目株5傑(1)―ナガオカ

株式

2020/7/27 9:01

 ナガオカ<6239.T>がもみ合い上放れに進みそうだ。プラントの内部装置、水処理装置などを手掛ける。足元の業績が絶好調で、前2020年6月期は大幅増益計画が超過ペースで推移。今後、原油価格の復調次第では需要が一層高まる可能性もありそうだ。

<上放れ間近の軽量株>

 石油精製用プラントの内部装置は、米国企業向けを中心に豊富な実績を有し、昨年には欧州企業からも大口受注を獲得した。プラスチックの原料であるプロピレンの需要増加が見込まれる中、世界各地でプロピレン・プラントに対する設備投資意欲が高まっていることが背景にある。

 前期連結業績は売上高64.3億円(前々期比47%増)、営業利益8.5億円(同72%増)と大幅増収益を計画しているが、第3四半期段階で営業利益8.7億円(前年同期比87%増)を計上。超過達成している。新型コロナウイルスの影響を考慮して業績計画を据え置いているが、増額修正必至の情勢にある。

<業績成長力評価へ>

 石油プラントの関連ビジネスを手掛ける企業への需要は原油価格の動向に影響を受けやすい。原油価格は歴史的な低水準が続いており、その状況下でも業績が好調に推移している点はもっと評価されて良い。今後、新型コロナウイルスの影響が収束に向かえば原油価格も回復に向かうことが想定され、ナガオカの業績にはより強力な追い風が吹くだろう。

提供:モーニングスター社

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