<米国株情報>インテル、7ナノチップの投入に半年遅れの見通し
2020/7/27 10:37
半導体最大手インテル<INTC>のロバート・スワンCEO(最高経営責任者)は23日、20年12月期第2四半期(4-6月)の決算を発表した際、回路線幅が7ナノメートル(ナノは10億分の1)の次世代半導体の市場導入が、少なくとも6カ月遅れる見通しを明らかにした。米経済情報専門サイトのマーケットウオッチが伝えた。
7ナノチップは同業大手アドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>が2年前からPCやサーバー向けに投入しており、インテルは後れを取っている。インテルでは7ナノチップの市場投入がさらに遅れる事態を避けるため、外部の第3者のファウンドリー(半導体受託生産)と提携することを視野に入れ、検討している。
同CEOによれば、7ナノチップの開発で欠陥が見つかり、原因を調査中という。今後の開発に大きな障害はないとしながらも、第3者のファウンドリーと提携することになれば、「次世代半導体プロセスの製造技術がインテルのものになるか、ファウンドリーのものになるか、または両方になる可能性がある」とした。その上で、同CEOは7ナノチップの出荷時期について、同社のデータセンター向け製品が23年上期(1-6月)に導入されることを考慮し、22年末か、23年初めになるとした。
<関連銘柄>
NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、
SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、
NYダウベア<2041.T>
提供:モーニングスター社
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