サイバーが急落、第3四半期累計の営業利益が通期のレンジ予想の下限を突破するも材料出尽くし感

株式

2020/7/27 13:49

 サイバーエージェント<4751.T>が急落。22日引け後の決算発表で、20年9月期第3四半期累計(19年10月-20年6月)の連結営業利益が通期のレンジ予想の下限を突破したが、いったん材料出尽くしの動き。株価は前営業日比690円安の5510円まで値を下げている。

 20年9月期第3四半期累計は、売上高3577億800万円(前年同期比4.6%増)、営業利益285億1100万円(同21.9%増)。「メディア」は営業損益が132億8800万円の赤字(前年同期は132億3400万円の赤字)にとどまったが、主力タイトルが堅調に推移した「ゲーム」が営業利益231億4200万円(前年同期比21.6%増)、「インターネット広告」が営業利益171億3000万円(同16.4%増)となって全体をけん引。連結営業利益は通期のレンジ予想の下限である280億円(前期比9.2%減)を突破した。

 ただ、第3四半期(4-6月)に限ると「ゲーム」「インターネット広告」の伸び悩みで連結営業利益は82億8000万円(前年同期比12.3%減)にとどまっており、それが嫌気された側面も。

 午後1時48分現在の株価は440円安の5760円。

提供:モーニングスター社

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