航空電子が急落、上期および通期の営業利益に大幅減益を予想

株式

2020/7/27 14:22

 日本航空電子工業<6807.T>が急落。22日引け後の決算発表で、21年3月期上期(20年4-9月)および通期の連結営業利益に大幅減益を見込んだことが嫌気された様子。株価は前営業日比112円安の1406円まで値を下げている。

 21年3月期第1四半期(4-6月)は、売上高433億4500万円(前年同期比4.1%減)、営業損益17億4500万円の赤字(前年同期は25億1900万円の黒字)。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、注力する自動車、携帯機器、産業機器の各市場での需要が減少し、フィリピン、メキシコの生産拠点では感染防止対策により稼働制限を受ける中、特に主力の「コネクタ」が営業損益5億3100万円の赤字(前年同期は29億3700万円の黒字)に陥り、全体の重しとなった。

 これを踏まえ会社側は、これまで未定としていた業績予想について、上期は売上高955億円(前年同期比5.2%減)、営業利益10億円(同85.9%減)、通期は売上高1930億円(前期比7.3%減)、営業利益60億円(同57.2%減)としている。

 午後2時20分現在の株価は91円安の1427円。

提供:モーニングスター社

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