清水建設が下げ幅拡大、未定としていた21年3月期業績は減収減益見通しに配当の減額を見込む

株式

2020/7/31 17:03

 清水建設<1803.T>が下げ幅を拡大し、62円安の754円を付けた。31日午後1時、未定としていた21年3月期の連結業績予想を発表。減収減益見通しに配当の減額見込みを示し、嫌気された。

 21年3月期業績は、売上高1兆4850億円(前期比)、営業利益825億円(同)を予想。建設事業については、国内ではさまざまな業種が新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けており、また世界的に感染者が増加し続けていることから、国内外の設備投資が減速し、今期末まで非常に厳しい受注環境が続くとみている。配当については、中間期が普通配当10円に特別配当2円の12円(前期実績は特別配当8円を含む18円)、期末が普通配当10円に特別配当2円の12円(前期実績は特別配当10円を含む20円)で、合計24円(前期実績は特別配当を含み38円)とする計画。

 第1四半期(20年4-6月)決算は、売上高が3142億3900万円(前年同期比23.6%減)、営業利益が135億2800万円(同51.3%減)だった。

 31日の終値は、前日比60円安の756円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ