アルヒが急騰、21年3月期業績予想で税引き前利益が市場予想平均を上回り買い人気

株式

2020/8/4 12:02

 アルヒ<7198.T>が急騰し、一時245円高の1706円を付ける場面がみられた。3日引け後、未定としていた21年3月期の連結業績予想(IFRS)を発表。税引き前利益が市場予想の平均を上回り、買い人気を集めた。

 21年3月期の業績は、営業収益266億円(前期比1.5%増)、税引き前利益66億6000万円(同9.0%減)を予想。税引き前利益の市場予想平均は65億円程度だった。同社では、今後も、新型コロナウイルスの感染拡大収束の見通しが立たず、依然として予断を許さない状況が続くなか、商品の拡充や経営資源を十分に活用した営業活動を行うことで、融資実行業務収益は今後も堅調に推移するとみている。配当については、中間期25円(前期実績25円)、期末26円(同26円)の合計51円(同51円)とした。

 21年3月期第1四半期(20年4-6月)の決算は、営業収益が64億8400万円(前年同期比1.9%増)、税引き前利益が20億円(同8.8%減)だった。

 同時に、ストックオプションの将来の行使に伴い交付する株式に備えることを含め、株主還元の一環として、自社株買いを行うと発表。取得上限20万株(自己株を除く発行済株式数の0.57%)・3億円で、取得期間は8月6日から同31日までとしている。

 前場終値は、前日比203円高の1653円。

提供:モーニングスター社

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