米国株式市場:大統領権限による失業給付などの実施命令、NYダウが7日続伸、ナスダックは続落
2020/8/11 7:46
10日の米国株式は、NYダウが前週末比357.96ドル高の2万7791.44ドルと7日続伸、ナスダック総合指数が同42.626ポイント安の1万968.357ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億6406万株、ナスダック市場が43億750万株だった。
トランプ米大統領は現地8日、新型コロナウイルス感染の拡大に対応するため実施していた失業給付の上乗せなどの経済対策について、大統領権限で発動することを命じた。目先的な景気への警戒感が後退し、NYダウ採用銘柄では、ボーイング<BA>やキャタピラー<CAT>、ダウ(旧ダウ・デュポン)<DOW>などが買われ、同指数の上昇を支えた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、利益確定売りに押される動きとなった。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末7日の大阪取引所終値比155円高の2万2495円だった。
提供:モーニングスター社
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