富士ソフトが大幅高で連日の年初来高値更新、上期業績の好進ちょくを評価

株式

2020/8/14 12:37

 富士ソフト<9749.T>が大幅高で3日続伸。13日引け後の決算発表で、20年12月期上期(1-6月)の連結業績が好進ちょくを示したことが評価された様子。株価は前日比400円高の5270円まで値を上げ、13日の年初来高値4885円を更新している。

 20年12月期上期は、売上高1225億6800万円(前年同期比7.9%増)、営業利益84億4600万円(同26.2%増)で、営業利益の通期予想136億円(前期比2.5%増)に対する進ちょく率は62.1%となっている。

 「ファシリティ」は減収・減益だったが、主力の「SI(システムインテグレーション)」が営業利益を77億8800万円(同40.6%増)に伸ばして全体をけん引した。同事業では、組込系/制御系ソフトウェアは自動車関連や社会インフラ系が好調に推移したことで増収となり、自動車関連の原価率の改善等により増益。業務系ソフトウェアは流通・サービス向け、製造業向け中心の好調な推移で増収・増益となり、プロダクト・サービスもライセンス販売やグループ会社の製品販売増で増収・増益。アウトソーシングは流通・サービス向けの減少等で減収となったが、利益率の高い運用・保守案件の割合増加で増益と、全分野で増益を達成している。

 午後零時35分現在の株価は290円高の5160円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ