明日の日本株の読み筋=手がかり材料難のなか、海外市場動向に振られそう

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株式

2020/9/10 17:38

 11日の東京株式市場は、手がかり材料難のなか、様子見姿勢が強まる場面が想定される。海外市場頼みの状況が続き「現地10日の米国株の動き次第で、上下の方向が決まる展開が続くとみられ、9月限株価指数先物・オプションSQ(特別清算指数)値の算出は波乱なく通過しそう」(中堅証券)との声が聞かれた。主体的に動くセクターは見当たらないことから、「森(株価指数)よりも木(個別材料株)」への物色が中心になりそうだ。

 10日の日経平均株価は、前日比202円93銭高の2万3235円47銭と大幅に反発した。朝高後は伸び悩む時間帯が長く「上値が重い印象」(他の中堅証券)との声も聞かれた。東京証券取引所が取引終了後に発表した、9月第1週(8月31日-9月4日)の投資部門別の株式売買状況によると、海外投資家は125億円の買い越しで、小幅ながら3週ぶりに買い越しとなった。

提供:モーニングスター社

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