<米国株情報>中国バイトダンス、「TikTok」米国事業でオラクルと提携―マイクロソフトは買収断念

株式

2020/9/15 10:13

 業務用ソフト大手オラクル<ORCL>と中国インターネット大手バイトダンス(字節跳動)は、動画共有サービス「TikTok(ティックトック)」の米国事業をめぐって提携したようだ。経済専門チャンネルCNBC(電子版)などが14日に伝えた。

 TikTokをめぐっては、トランプ米大統領が国家安全保障上の問題があるとして、9月20日までに米国事業の売却などで合意できなければ、29日から米国内での事業を禁止すると警告。バイトダンスと米国事業について協議していたソフト世界最大手のマイクロソフト<MSFT>が売却先として最有力視されていたが、マイクロソフトは13日、バイトダンスに売却先として選ばれなかったと明らかにしていた。

 今回、バイトダンスは米国事業の完全な資産売却ではなく、技術パートナーとしてオラクルと提携するとしている。オラクルはトランプ大統領に近い企業として知られるが、今回の買収とは異なる合意内容をトランプ大統領が認めるかは不透明。ムニューシン米財務長官は14日、CNBCのインタビューで、「今後数日間にわたり、オラクルと米国でのデータの保全について話し合う」と述べた。

 14日の株価はオラクルが4.32%高の59.46ドルと急反発した一方、マイクロソフトも0.68%高の205.41ドルと小反発している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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