<新興国eye>ブラジル中銀週報:20年GDP見通しを5.11%減に上方修正

新興国

2020/9/15 10:59

 ブラジル中央銀行が14日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀の20年実質GDP(国内総生産)の見通しは前週予想の対前年比5.31%減から5.11%減へと改善方向に上方修正された。1カ月前の予想は5.52%減だった。また、21年の見通しは前週予想の3.50%増に据え置かれた。据え置きは16週連続となった。

 20年末時点の政策金利見通しは前週予想の2.00%に据え置かれた。据え置きは11週連続。また、21年末時点の見通しは前週予想の2.88%から2.50%に引き下げられた。1カ月前は2.75%だった。次回9月15-16日の金融政策決定会合時点の見通しは2.00%に据え置かれた。据え置きは11週連続となった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た20年のインフレ見通しは前週予想の1.78%上昇から1.94%上昇に引き上げられた。引き上げは5週連続、1カ月前の予想は1.67%上昇だった。21年の見通しも前週予想の3.00%上昇から3.01%上昇に引き上げられた。1カ月前の予想は3.00%上昇だった。

 為替レートの見通しは、20年末時点の見通しが1ドル=5.25レアルに据え置かれた。据え置きは2週連続、1カ月前の予想は5.20レアルだった。21年末時点の見通しも前週予想の5.00レアルに据え置かれた。据え置きは9週連続となった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ