アルプス物流が急上昇、第2四半期業績予想を上方修正、減益幅縮小見通しに

株式

2020/9/17 10:01

 アルプス物流<9055.T>が8営業日ぶりに急上昇し、一時50円高の830円を付けた。16日引け後に21年3月期第2四半期(20年4-9月)の連結業績予想を上方修正し、減益幅縮小の見通しとなり、目先筋の買いを誘った。

 第2四半期業績予想は、売上高が440億円から441億円(前年同期比13.9%減)、営業利益が10億円から12億8000万円(同37.9%減)に引き上げられた。電子部品物流事業においては生産性向上や固定費削減などを推し進め、消費物流事業においては期初の想定以上に宅配ビジネスが好調に推移したことで、収益底上げにつながった。

 なお、米中貿易摩擦や新型コロナウイルスの影響により、電子部品業界の荷動きや小売企業の宅配貨物量は、依然として先行きが見通しにくい状況にあり、通期業績予想については、前回発表の数値を据え置くこととした。

提供:モーニングスター社

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