アイシン精機が3日続落、東海東京調査センターは「アウトパフォーム」・目標株価4500円に引き上げ

株式

2020/9/17 16:25

 アイシン精機<7259.T>が3日続落。東海東京調査センターでは16日付で、投資判断を「ニュートラル」(中立)から「アウトパフォーム」(強気)に、目標株価を4100円から4500円に、それぞれ引き上げている。

 主たる顧客のトヨタ車や中国市場に関して生産回復が想定以上とみられ、業績予想および株価にポジティブと考えることを、投資判断引き上げの理由に挙げている。アイシングループの主要製品であるATやブレーキ、車体部品では生産が21年3月期下期から挽回生産に入ると見込まれ、同センターではAT販売予想を20年3月期904万台が21年3月期に850万台(従来720万台)、22年3月期900万台(同790万台)、23年3月期930万台(同830万台)に上方修正するとしている。

 同社がクルマの既存部品や先端技術に競争力を有するとの見解は変わらず、今後はグループ再編による効率化の追求が加速すると予想している。同センターでは業績予想を修正、連結営業利益について、21年3月期505億円(前期比10%減、従来264億円、会社側計画は500億円)、22年3月期1844億円(従来1020億円)、23年3月期2220億円と試算している。

 17日の終値は、前日比75円安の3350円。

提供:モーニングスター社

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