ハピネットが急騰し年初来高値を更新、通期の営業利益に大幅増益を予想

株式

2020/9/24 13:53

 ハピネット<7552.T>が急騰。23日引け後に、21年3月期の連結営業利益予想を大幅増益としたことが好感された様子。株価は前日比220円高の1537円まで値を上げ、1月7日に付けた年初来高値1423円を更新している。

 これまで未定としていた21年3月期上期(20年4-9月)および通期の業績予想について、上期は売上高1100億円(前年同期比6.8%増)、営業利益16億円(同0.3%減)と微減益だが、通期は売上高2400億円(前期比2.9%増)、営業利益37億円(同43.9%増)と大幅増益を見込んでいる。

 上期は、「ビデオゲーム事業」が巣ごもり需要により「Nintendo Switch」関連商品を中心に好調に推移していることや、19年11月1日付でイリサワを子会社化し、模型玩具卸売事業に参入したことで増収となるが、利益面は、利益率の高い「アミューズメント事業」が、外出自粛やインバウンド需要減少などの影響で低調に推移していることが重しとなっている。一方、通期は、第2四半期(7-9月)までの市場動向が継続するとともに、「アミューズメント事業」が段階的に回復していく想定のもと、適正在庫を維持し、在庫処分を減少させるとともに、業務改革によるローコスト体制を構築することで大幅増益を達成する方針。

 午後1時50分現在の株価は174円高の1491円。

提供:モーニングスター社

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