NEC、NTTドコモの5G商用サービス向けにマクロセル用の無線装置とFHMを提供

株式

2020/9/30 7:35

 NEC<6701.T>は28日、NTTドコモ<9437.T>が20年3月から開始している5G商用サービス向けに、3.7GHz帯と4.5GHz帯にそれぞれ対応したマクロセル用の無線装置(RU:Radio Unit)と、FHM(Front Haul Multiplexer)を新たに提供すると発表した。

 今回提供するRUは、オープンインタフェースであるO-RANフロントホールインタフェース仕様に準拠した、広域エリアをカバーするマクロセルタイプ。高効率かつ低コストな熱輸送技術の採用により、小型化とともに低消費電力も実現しているという。FHMは、制御装置とRUの間のフロントホール上で、1セル分の無線信号を最大12セル分に分配・合成が可能。1つのFHMで3セル分の通信容量を収容し、これを最大24セル分に分配・合成することができるという。それにより、通信量の少ないエリアにおいては、FHMを介することで、制御装置1台に多数のRUを収容し、高効率な運用が可能になるとしている。

 29日の終値は、NECが前日比110円高の6180円、NTTドコモは同438円高の3213円。

提供:モーニングスター社

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