<米国株情報>仏LVMH、ティファニーを逆提訴―「買収断念はティファニーのせい」

株式

2020/9/30 10:13

 欧州の高級ブランドを束ねる仏LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンは28日、宝飾品大手ティファニー<TIF>を逆提訴した。経済情報専門サイトのマーケットウオッチなどが伝えた。

 LVMHとティファニーは19年11月に合併で合意したものの、新型コロナウイルス感染症の拡大などを背景に協議が進まず、LVMHが9月9日に買収を断念。これに対し、ティファニーは買収手続きの継続を求めて提訴していた。

 LVMHは逆提訴したことについて、ティファニーがコロナ禍で経営を誤ったことが買収断念の理由と主張。「少なくとも21年まで悪影響が続く」と判断し、買収合意を履行できる状況ではなくなったため、買収断念条項を発動したとしている。

 買収する企業が合意を破棄する場合、買収される企業の経営状況が同業他社よりも悪化していることを証明する必要があり、これが今後の裁判の争点になるとみられる。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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