LIFULLが軟調、東海東京調査センターは「アウトパフォーム」継続、目標株価は560円に引き上げ

株式

2020/9/30 16:36

 LIFULL<2120.T>が軟調。東海東京調査センターでは29日付で、投資判断「アウトパフォーム」(強気)を継続、目標株価は540円から560円に引き上げている。

 目標株価560円は、21年9月期予想基準のEV/EBITDA倍率で過去1年中央値の11.7倍を適用し算出されている。コロナ禍を賃貸領域におけるオンライン取引浸透の好機と捉え、また、売買領域での取引オンライン化に備えたサービス開発や政府の実証実験への協力を行っており、今後不動産取引オンライン化が進展するか注目されるとコメントしている。

 同証券では連結営業利益について、20年9月期20億7700万円(前期比49.5%増、会社側計画は20億7700万円)、21年9月期38億3800万円、22年9月期44億7200万円と試算。20年9月期は、HOME’S関連事業のメディアトラフィック数は住環境見直し機運の高まりなどで増加傾向とみられ、新規開拓強化・オンライン取引進展で顧客数も拡大傾向にある半面、感染予防などを背景に不動産事業者の問合せ数コントロールも一部発生している模様としている。21年9月期は、HOME’S関連事業は顧客数拡大や住環境見直し需要の高まりを踏まえ、新型肺炎影響がおおむね一巡すると第2四半期(21年1-3月)から増収に転じることを見込んでいる。

 30日の終値は、前日比6円安の443円。

提供:モーニングスター社

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