島忠が急騰、DCMによるTOB価格を意識

株式

2020/10/5 10:48

 島忠<8184.T>(監理)が急騰し、一時690円高の4210円を付けている。前週末2日引け後、同社取締役会はDCMホールディングス(DCM)<3050.T>によるTOB(株式公開買い付け)に対し、賛同する旨の意見を表明するとともに、同社の株主に、今回の公開買い付けへの応募を推奨することを決議したと発表。一時、TOB価格の4200円を上回るなど、買い気が強まる場面もみられた。

 TOB価格は4200円で、買い付け期間は、10月5日から11月16日までの30営業日を予定する。DCMは同社を完全子会社化することを企図しているため、TOB終了後に同社株は所定の手続きを経て、上場廃止となる見込み。

 同時に発表した20年8月期の単体決算は、営業収益が1535億4000万円(前期比4.9%増)、営業利益が95億9800万円(同6.7%増)だった。

 午前10時47分時点の株価は、前週末比675円高の4195円。

提供:モーニングスター社

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