オリックスが堅調、SMBC日興証は「1」継続、目標株価は2070円に引き上げ

株式

2020/10/5 16:35

 オリックス<8591.T>が堅調。SMBC日興証券では2日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は1990円から2070円に引き上げている。

 会社側は第1四半期(20年4-6月)決算からセグメントを6から10に細分化、同証券では10セグメントの業績予想から連結業績予想を作成したとしている。利益水準の変更は小幅で、業績予想の期間を25年3月期まで延長している。連結税前利益について、21年3月期2838億円(前期比31.2%減、従来3091億円、会社側計画は非開示)、22年3月期4082億円(従来4237億円)、23年3月期4409億円、24年3月期4835億円、25年3月期5145億円と試算している。

 目標株価2070円は、22年3月期の予想連結一株利益に、22年3月期の金融・商社のコンセンサス予想PER8.7倍を乗じて算出されている。低バリュエーションの金融・商社と比較しても同社のバリュエーションには割安感があるとコメント。菅政権の下で、地域振興策の追加、大阪での国際金融センター構想とIR(カジノ)構想が加速する場合、関西・伊丹空港・ホテル・レンタカー事業への貢献、IR関連の投資機会が拡大する可能性がるほか、「グリーン・ニューディール」を掲げるバイデン政権が誕生すれば、日本、米欧、インドで展開する再生可能エネルギー事業にも追い風となる可能性があるとしている。

 5日の終値は、前週末比52円高の1370円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ