神栄が急騰、子会社がクラウド型輸送貨物監視システムの提供を開始へ

株式

2020/10/6 10:25

 神栄<3004.T>が急騰し、一時53円高の694円を付けている。6日午前10時、同社子会社の神栄テクノロジーが、応用地質<9755.T>と輸送中の貨物に関する各種情報(日時、位置、温度、湿度、振動)をモニタリングし、異常発生のリアルタイム通知や輸送状態のレポートを自動作成する機能を持つ、クラウド型輸送貨物監視システム「TrecView Cloud」のサービス提供を21年1月から開始すると発表、材料視された。

 「TrecView Cloud」は、神栄テクノロジーが新たに開発し製造・販売する各種センサと通信機能を内蔵した高精度かつ低価格な小型輸送記録計「TrecView」と応用地質が開発し豊富な実績を有する高機能な地理情報システム「MAGIS」を組み合わせたクラウド型輸送貨物監視システム。貨物側に設置される「TrecView」でセンサ情報(振動、温度、湿度)を記録、運転席側に設置したスマートフォンではGPSの位置情報を記録する。「TrecView」が危険な振動を検知した場合は、スマートフォンへ迅速に異常を通知できるため、運転手はその場で対応の判断をすることができるという。輸送終了後は、「TrecView」の全記録データと、スマートフォンに記録された位置情報をサーバーへ転送すると、調査報告書が自動作成されるため、担当者の作業負担が大幅に軽減されるほか、データの改ざん防止にもつながるという。

 午前10時24分時点の株価は、前日比26円高の667円。

提供:モーニングスター社

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