<新興国eye>前週の上海総合指数、観光回復や堅調な経済指標受け、3週ぶり反発=BRICs市況

新興国

2020/10/12 9:34

 前週(9日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の9日終値が9月30日終値比1.68%高の3272.076と大きく反発した。週明け5日から8日まで「国慶節」と「中秋節」の祝日で休場だった。

 取引が再開された週末9日は、大型連休中(1-8日)の国内観光旅行者が6億3700万人と、前年水準の79%にとどまったものの、5月に比べ急回復したと中国文化観光省が発表したことや、9月財新サービス業PMI(購買担当者景気指数)が市場予想を上回ったことが好感され、買い優勢となった。

 今週(12-16日)の株式市場は、引き続き新型コロナ感染や世界経済の動向、香港問題やティックトックなど中国企業を巡る米中関係の悪化懸念、中印国境紛争、海外の金融市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティー(国際相場商品)相場などが注目される。主な経済指標の発表予定は13日の9月貿易収支や15日の9月CPI(消費者物価指数)と9月PPI(生産者物価指数)など。

<関連銘柄>

 上証50連動<1309.T>、上場パンダ<1322.T>、上場チャイナ<1548.T>、

 H株ブル<1572.T>、H株ベア<1573.T>、中国A300<1575.T>、

 南方A50<1576.T>、iSエマジン<1582.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ