日経平均43円高と3日ぶり反発

国内市況

2020/10/13 16:01

日経平均43円高と3日ぶり反発、下げ転換後に再度プラス圏入り、騰落銘柄数はほぼイーブン=13日後場

 13日後場の日経平均株価は前日比43円09銭高の2万3601円78銭と3営業日ぶりに反発。朝方は、買いが先行した。12日の米国株式がハイテク株中心に上昇した流れを受け、2万3667円90銭(前日比109円21銭高)と高く寄り付いた。ただ、直後から利益確定売りに傾き下げに転じた。時間外取引で米株価指数先物が安く、重しとして意識され、一時2万3490円95銭(同67円74銭安)まで軟化する場面があった。一巡後は持ち直し、後場入り後には再度プラス圏入りしたが、上値は限定され、大引けにかけて小高い水準で推移した。

 東証1部の出来高は8億7081万株、売買代金は1兆8405億円。騰落銘柄数は値上がり1045銘柄、値下がり1028銘柄、変わらず103銘柄。

 市場からは「後場は、これと言った材料はないが、夜間の米ダウ先物が下げ渋り、それに歩調を合わせた動きと言えなくもない。ただ、どちらに動くしても、決め手がない」(準大手証券)との声が聞かれた。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が堅調。東京海上<8766.T>、MS&AD<8725.T>などの保険株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も高い。ファナック<6954.T>、安川電機<6506.T>、キヤノン<7751.T>、ソニー<6758.T>などの電機株や、SBI<8473.T>、東海東京<8616.T>などの証券商品先物株も買われた。

 半面、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、ENEOS<5020.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株が軟調。エーザイ<4523.T>、塩野義薬<4507.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も安い。三菱商<8058.T>、アルフレッサ<2784.T>などの卸売株も売られた。

 個別では、日電波<6779.T>がストップ高となり、GMOGHD<3788.T>、MSOL<7033.T>、スクロール<8005.T>、正興電機<6653.T>などの上げも目立った。半面、サインポスト<3996.T>、北恵<9872.T>、クイック<4318.T>、前沢工<6489.T>、三桜工<6584.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、22業種が上昇した。

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