23日の債券市場見通し=売り先行の展開か
2020/10/23 8:32
予想レンジ:債券先物中心限月(20年12月限)151.85円-151.95円、長期国債利回り0.030%-0.040%
23日の債券市場は、方向感に欠ける展開か。
前日の米国債市場は6日続落。米経済指標の改善に加え、追加の経済対策で米与野党が合意するとの見方が強まり、株高・債券安となった。
国内市場では、先物・夜間取引も米債券安に連れ安となった。取引スタートから売りが先行しそうだ。前日と同様に国債入札と日銀・長期国債買い入れオペがともに予定されていない。日経平均株価が強含む場面では、一段安となろう。
こうしたなか、日本時間午前10時から90分間行われる米大統領選挙のテレビ討論会の行方に関心が集まる。市場では、「どちらが優勢になっても、米国債の軟調地合いが変わることはないだろう。バイデン氏優勢維持なら財政の悪化を招き、米債券安となる。一方、トランプ氏が挽回すれば景気刺激的政策への連想から米債安は和らぐ」(銀行系証券)との見方。
提供:モーニングスター社
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