リコーが急落し年初来安値、通期の業績予想を下方修正

株式

2020/11/5 14:04

 リコー<7752.T>が急落。4日引け後の決算発表で、21年3月期の連結業績予想を下方修正したことが嫌気された様子。株価は前日比79円安の631円まで値を下げ、10月15日の年初来安値657円を更新している。

 21年3月期について、予想売上高を従来の1兆7800億円から1兆6640億円(前期比17.2%減)に、営業損益を100億円の黒字から490億円の赤字(前期は790億4000万円の黒字)にそれぞれ引き下げている。9月中旬より欧州を中心に新型コロナウイルス感染者数の再拡大が始まり、10月に入ってから再び行動自粛要請や夜間外出禁止などの活動制限を実施する国が出始めるなど、回復の速度が想定より鈍化していることが主な要因。

 21年3月期上期(20年4-9月)は、売上高7619億4800万円(前年同期比23.4%減)、営業損益306億1800万円の赤字(前年同期は486億4800万円の黒字)だった。

 午後2時1分現在の株価は76円安の634円。

提供:モーニングスター社

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