20日の債券市場見通し=小動きの展開か

債券

2020/11/20 8:40

予想レンジ:債券先物中心限月(20年12月限)152.15円-152.25円、長期国債利回り0.005%-0.015%

 20日の債券市場は、3連休を控え小動きの展開か。

 前日の米国債市場は上昇した。米新規失業保険申請件数が市場予想に反して悪化したことで買いが先行した。新型コロナ感染拡大への懸念も根強く、経済再失速に対する懸念が増していることも買いを後押しした。

 国内市場では、先物・夜間取引が小幅高の水準を維持した。海外市場の流れを受けて強含みで推移しそうだ。

 1-5年を対象に実施される流動性供給入札は、「既発債の品薄感が強いゾーンだけに、消化不安はない」(銀行系証券)という。

 今週の円債市場は、日中の値動きの小さが前日まで4営業日続いている。「米大統領選挙という大きなイベントを消化し、新たな材料がないことが背景」(同)。きょうも決め手を欠くうえ、3連休を控え、方向感は出にくい展開となりそうだ。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ