リクルートHDが一時急落、海外売り出しによる短期的な需給関係の悪化を警戒する動きに

株式

2020/12/1 10:21

 リクルートホールディングス<6098.T>が急落し、一時247円安の4153円を付けている。11月30日引け後、海外において同社株8611万1300株の売り出しおよび、861万1200株のオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表。短期的な需給関係の悪化を警戒する動きが先行した。

 今回の売り出しでは、電通グループ<4324.T>が4337万6000株、凸版印刷<7911.T>が2051万2800株、TBSホールディングス(TBSHD)のTBSテレビが833万2500株、図書印刷が450万株、日本テレビホールディングス<9404.T>の日本テレビ放送網が400万株、フジ・メディア・ホールディングス<4676.T>が250万株、博報堂DYホールディングス<2433.T>が189万株、野村総合研究所<4307.T>が100万株を売り出す。

 同社では同時に、取得上限2000万株(自己株を除く発行済み株式数の1.21%)・700億円の自社株買いを実施すると発表。取得期間は、今回の売り出し価格の決定日に応じて定まる売り出しの受け渡し期日の翌営業日から、21年2月26日までとしている。

 午前10時19分時点の株価は、前日比85円安の4315円。

提供:モーニングスター社

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