<今日の仮想通貨市況>ビットコイン、史上最高値更新後は利益確定売り優勢

仮想通貨

2020/12/2 10:12

 2日午前10時5分現在の主要暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=196万5192円(過去24時間比3.60%安)、イーサリアム(ETH)が1ETH=6万1898円(同2.10%安)、XRP(XRP)が1XRP=64.7円(同5.51%安)などほぼ全面安となっている。

 1日、世界的な株高を背景にBTCも堅調。米決済大手ペイパルの暗号資産取引サービスについて、約6000万人ユーザー(全ユーザーの2割)がBTC売買を行っている、などとする結果を米国みずほ証券が独自調査として発表したことも手伝い、BTCは一時206万9400円(1万9800ドル)台まで上伸し、史上最高値を更新した。ただ、次の高値水準として意識されるドルベース2万ドルを目前にすると上値が重くなり、その後は利益確定売り優勢となった。

 また、イーサリアムの大規模アップデート「イーサリアム2.0」の初期段階(フェーズ0)が予定通り実行され、これまでアップデートを材料に買い上がっていたETHが売りに転じたことも相場の下げにつながった面もあるようだ。

 このほか、フェイスブックが主導する暗号資産プロジェクトであるリブラ(Libra)が「ディエム(Diem)」に改称。11月下旬にディエム(旧リブラ)協会が21年1月にもドルを裏付け資産とする「米ドル版リブラ」を発行すると一部メディアで報じられた経緯もあり、今回の名称変更で新たなブランディング戦略を推進していく狙いがあるとの見方が出ている。

(イメージ写真提供:123RF)

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