米国株式市場:景気の先行き不透明感とワクチン実用化への期待が交錯、NYダウ続伸、ナスダックは小反落
2020/12/3 7:46
2日の米国株式は、NYダウが前日比59.87ドル高の2万9883.79ドルと続伸、ナスダック総合指数は同5.740ポイント安の1万2349.366ポイントと小反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億9738万株、ナスダック市場が50億7009万株だった。
米11月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計で、季節調整済みの非農業部門雇用者数が前月比30万7000人増となり、市場予想平均の同41万人増を下回った。一方、英当局は2日、米ファイザー<PFE>と独ビオンテックが共同開発する新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を承認したと発表。景気の先行き不透明感とワクチン実用化への期待が交錯する格好となった。NYダウ採用銘柄では、ボーイング<BA>やウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>、ウォルト・ディズニー<DIS>などが、値上がり率の上位に入っている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所終値比15円安の2万6825円だった。
提供:モーニングスター社
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