スタンレーが年初来高値、野村証は「Buy」・目標株価3900円に引き上げ

株式

2020/12/7 16:30

 スタンレー電気<6923.T>が続伸、120円高の3470円まで買われ、12月2日につけた年初来高値3385円を更新した。野村証券では4日付で、投資判断を「Neutral」(強気)から「Buy」(買い)に、目標株価を3000円から3900円に、それぞれ引き上げている。

 (1)自動車用ヘッドランプに関して、燃費改善や長寿命化に向け、ハロゲンよりも単価の高いLEDの普及により、完成車の生産台数成長を上回る増収率の継続が見込まれる(2)総還元性向35%以上を目標とするなど、自動車部品セクターの中では株主還元にも積極的である――の2点が魅力とコメント。担当者変更に伴い、需要動向などを修正し、業予想、投資判断、目標株価を見直すとしている。

 自動車部品以外でも、殺菌能力の高い高出力の深紫外LEDも開発しており、新型コロナ対策などの点で今後の展開にも注目したいとしている。これらの点は株価にはまだ十分には織り込まれていないと判断し、「Buy」に設定するとしている。

 同証券では連結営業利益について、21年3月期323億円(前期比30.1%増、従来303億円、会社側計画は300億円)、22年3月期437億円(従来423億円)、23年3月期506億円(同459億円)と試算している。

 5日の終値は、前週末比60円高の3410円。

提供:モーニングスター社

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