エーザイが後場プラス浮上、アルツハイマー病治療薬候補アデュカヌマを国内で新薬承認申請

株式

2020/12/10 16:37

 エーザイ<4523.T>が後場プラス浮上し、295円高の7841円を付けた。10日午後零時30分、エーザイとバイオジェンが共同開発を進めるアルツハイマー病(AD)治療薬候補であるアデュカヌマブについて、バイオジェンが本日、厚生労働省に新薬承認(J-NDA)を申請したことを明らかにし、材料視された。

 アデュカヌマブは、アミロイドベータ(Aβ)を標的とする抗体であり、臨床試験において、脳内のAβを除去し、ADによる軽度認知障害(MCI)および軽度ADの臨床状態の悪化を有意に遅らせることが示されている。この度の日本の申請に加え、現在、米国において優先審査による米国食品医薬品局(FDA)の審査が進行中であり、PDUFA(Prescription Drugs User Fee Act)アクション・デート(審査終了目標日)は2021年3月7日に設定されている。また、欧州医薬品庁においても審査中となっている。

 10日の終値は、前日比156円高の7702円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ