米国株式市場:新型コロナの拡大を警戒しNYダウ反落、ナスダックは反発

株式

2020/12/15 7:46

 14日の米国株式は、NYダウが前週末比184.82ドル安の2万9861.55ドルと反落、ナスダック総合指数は同62.168ポイント高の1万2440.040ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億2991万株、ナスダック市場が44億8428万株だった。

 米与野党で協議を進めている追加の経済対策案に対する期待感が高まり、NYダウは一時270ドルを超える上昇をみせ、9日に付けた取引時間中の史上最高値(3万310.70ドル)を更新する場面もみられた。ただ、米国内で新型コロナウイルス感染症の拡大が続き、ニューヨーク市のデブラシオ市長が、「経済封鎖に備えなければならない」と発言したと伝わり、楽観的な見方が後退し、NYダウは反落に転じた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アマゾン・ドット・コム<AMZN>やテスラ<TSLA>、インテル<INTC>などが買われ、同指数の上昇を支えた。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所終値比35円安の2万6655円だった。

提供:モーニングスター社

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