ジーテクトが反発、東海東京調査センターは「アウトパフォーム」・目標株価2200円でカバー開始

株式

2020/12/18 16:40

 ジーテクト<5970.T>が反発。東海東京調査センターでは17日付で、投資判断「アウトパフォーム」(強気)、目標株価2200円でカバーを開始している。

 重たいクルマのEVにはダイエットが決め手であり、そのカギは「素材改革」と指摘。特に新素材に比べコスト競争力があるハイテン材の使用拡大に注目しており、得意先のホンダ<7267.T>は、車体軽量化や衝突安全性向上に向けて、ハイテン材の活用に熱心であり、電動車販売でも2030年に世界四輪車台数の3分の2に引き上げを目標としていることから、同社の成長に好機が訪れるとみているという。

 足元の業績は新型コロナ禍による大幅な自動車減産の影響を被って21年3月期9月中間期は低迷したものの、下期には中国や北米での生産回復を受けて、当初の会社側計画以上に収益が改善に転じているとしている。目標株価2200円は、22年3月期予想基準によるEV/EBITDA倍率3.8倍を適用し算出されている。

 同証券では連結営業利益について、21年3月期60億円(前期比30.9%減、会社側計画は55億円)、22年3月期100億円、23年3月期130億円と試算している。

 18日の終値は、前日比86円高の1634円。

提供:モーニングスター社

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