<新興国eye>ブラジル中銀週報:21年GDP見通しを3.49%増に上方修正

新興国

2020/12/29 12:31

 ブラジル中央銀行が28日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀の20年の実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の対前年比4.40%減に据え置かれた。1カ月前は4.50%減だった。21年の見通しは前週予想の対前年比3.46%増から3.49%増に上方修正された。上方修正は74週連続、1カ月前の予想は3.45%増だった。また、22年の見通しは前週予想の2.50%増に据え置かれた。据え置きは140週連続となった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た20年のインフレ見通しは前週予想の4.39%上昇に据え置かれた。1カ月前は3.54%上昇だった。21年の見通しは前週予想の3.37%上昇から3.34%上昇に引き下げられた。1カ月前の予想は3.47%上昇だった。22年の見通しは前週予想の3.50%上昇に据え置かれた。据え置きは74週連続となった。

 21年末時点の政策金利見通しは前週予想の3.00%から3.13%に引き上げられた。1カ月前は3.00%だった。22年末時点の見通しは前週予想の4.50%に据え置かれた。据え置きは18週連続となった。

 為替レートの見通しは、20年末時点の見通しが1ドル=5.15レアルから5.14レアルに引き下げられた。引き下げは7週連続、1カ月前の予想は5.36レアルだった。21年末時点の見通しは前週予想の5.00レアルに据え置かれた。1カ月前の予想は5.20レアルだった。22年末時点の見通しは前週予想の4.98レアルから4.95レアルに引き下げられた。1カ月前は5.00レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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