キユーピーが急騰、取得上限600万株の自社株買いで買い人気を集める

株式

2021/1/8 9:56

 キューピー<2809.T>が急騰し、一時239円高の2458円を付けている。7日引け後、中期経営計画の株主還元方針を踏まえ、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行と、企業価値の向上を図るため自社株買いを行うと発表、買い人気を集めた。

 自社株買いは、取得上限600万株(自己株を除く発行済み株式数の4.19%)・100億円。取得期間は1月8日から11月30日まで。取得予定の自己株式のうち、既存の自己株式と合わせ、発行済株式総数の概ね5%を超える部分については株主還元を目的に消却する予定という。

 21年11月期の連結業績は、売上高4000億円(前期比24.7%減)、営業利益264億円(同6.7%減)を予想。連結子会社のキユーソー流通システム<9369.T>株式の一部売却で、持分法適用関連会社となることが影響する。前提となる為替レートは1ドル=106円としている。配当は、中間期20円(前期実績20円)、期末は創業100周年記念配当5円を含む25円(同20円)を計画し、年間配当は45円(同40円)となる見込み。

 20年11月期決算は、売上高が5311億300万円(前期比2.7%減)、営業利益が283億300万円(同11.7%減)だった。

 午前9時53分時点の株価は、前日比187円高の2406円。

提供:モーニングスター社

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