大有機化が5日続伸し上場来高値、21年11月期業績は増収増益を予想、配当も増額を見込む

株式

2021/1/8 16:03

 大阪有機化学工業<4187.T>が5日続伸。340円高の3680円を付け、6日の上場来高値3430円を大きく更新した。7日引け後、21年11月期の連結業績予想を発表。増収増益見通しに配当の増額計画を示し、好感された。

 21年11月期業績は、売上高307億4000万円(前期比7.2%増)、営業利益45億5000万円(同2.4%増)を予想。電子材料事業では、主力の半導体用ArFレジスト原料の拡販に努めるとともに、次世代のEUVレジスト原料でも生産体制を整えて需要に対応する。機能化学品事業は、21年2月に三菱ケミカルから頭髪化粧品用アクリル樹脂の製造販売事業を譲受するほか、海外での化粧品原料の販売強化を進める。配当についでは、中間期24円(前期実績23円)、期末24円(同23円)の合計48円(同46円)に増額する見込み。

 20年11月期決算は、売上高が286億8100万円(前期比0.1%増)、営業利益が44億4200万円(同21.3%増)だった。

 8日の終値は、前日比235円高の3575円。

提供:モーニングスター社

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