12日の東京株式市場見通し=反落後は底堅い推移か

国内市況

株式

2021/1/12 7:47

 予想レンジ:2万7900円-2万8200円(8日終値2万8139円03銭)

 12日の東京株式は反落後、底堅い推移となりそう。日経平均株価は前週末8日、心理的なフシ目の2万8000円を突破し、30年5カ月ぶりの水準を回復した。前週の7日と8日の2営業日で1080円強の値上がりとなった反動や、利益確定売りなどが先行しそうだ。ただ、急速な上昇だったこともあり、買い遅れた投資家も多いとみられ、押し目を拾う動きから、下げ渋る場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=104円台の前半(前週末8日終値は103円97-98銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の半ば(同127円24-28銭)と円高方向にある。

 現地11日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、武田薬<4502.T>、エーザイ<4523.T>、任天堂<7974.T>などが、前週末8日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末8日の大阪取引所清算値比120円安の2万8020円だった。(高橋克己)

 12日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・ 8:50 11月国際収支、12月の対外対内証券売買契約

・14:00 12月景気ウオッチャー調査

・20年国債入札

・決算発表=コスモス薬<3349.T>、7&iHD<3382.T>、安川電機<6506.T>、イオンモール<8905.T>、東宝<9602.T>

【海外】(時間は日本時間)

・特になし

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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