ヒトコムHDがストップ高、第1四半期の大幅増益好感、5Gや巣ごもり需要取り込む

株式

2021/1/12 14:49

 営業支援のヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス<4433.T>が21年8月期第1四半期決算の大幅増益を手掛かりに、ストップ高した。営業利益の進ちょく率は上期計画の84%、通期計画の41%に達した。

 同社が12日午前11時半に開示した第1四半期決算は、売上高が206億円(前年同期比13.9%増)、営業利益が14億円(同40.7%増)となった。通信・モバイル分野が好調なアウトソーシング事業が収益の伸びをけん引した。5G需要などを見据えた顧客との関係強化が奏功した。

 人材派遣事業は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で落ち込んだものの、EC(Eコマース=電子商取引)の支援事業は巣ごもり需要を取り込んだ。21年8月期の業績予想(営業利益35億円、前期比11.1%増)は据え置いた。

 株価は決算発表を受け、値幅制限いっぱい(前週末比300円高)の1693円を付けた。11カ月ぶりの水準を回復している。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ