東邦チタニウムが軟調、大和証は「3」継続、目標株価は930円に引き上げ

株式

2021/1/13 16:05

 東邦チタニウム<5727.T>が軟調。大和証券では12日付で、投資判断「3」(中立)を継続、目標株価は850円から930円に引き上げている。

 目標株価930円は、一定の航空機需要回復が想定される22-24年度予想ROE平均5.0%、想定株主資本コスト6.5%をベースに、サウジ事業リスクや機能化学品の成長性、航空機業界特有の高水準のバリュエーションなどが勘案し、算出されている。選好順位は、MLCC向けニッケル粉や触媒など機能化学品の中・長期成長期待がある点を踏まえ、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726.T>より上位に位置付けるとしている。

 チタン事業環境は厳しく、慎重に見る必要があるものの、COVID-19に関わるニュースフロー、ワクチン普及や収束見通しに関わるマクロ動向に加え、5GやMLCC関連の需要動向などに左右され、株価は期待感で上下する局面が続き、緩やかな回復基調を予想するとコメントしている。

 同証券では連結営業利益について、21年3月期24億円(前期比41%減、会社側計画は27億円)、22年3月期22億円、23年3月期36億円、24年3月期50億円、25年3月期56億円と試算している。

 13日の終値は、前日比41円高の952円。

提供:モーニングスター社

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