<米国株情報>エクソンは急反落、内部告発受けSECが調査開始と報道

株式

2021/1/18 11:00

 石油大手エクソン・モービル<XOM>が15日、一時6.00%安の47.29ドルと急反落した。終値は4.81%安の47.89ドル。エクソン・モービル関係者の内部告発を受け、SEC(米証券取引委員会)が同社の調査を開始したとウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。

 エクソン社員の内部告発によると、エクソンはテキサス州パーミアン盆地のシェールガス油田での生産井(坑井)の稼働率などの見通しを意図的にごまかし、その資産価値を水増ししていたという。

 エクソンはこの内部告発について、「明白な虚偽だ」とし、全面否定している。同社の広報担当者は、「パーミアン盆地での生産実績と生産の推定量は掘削計画を上回っており、こうした動向は正確に投資家に示されている」とした。

 足元のエクソンの株価は、ジェイピー・モルガン・チェース<JPM>やモルガン・スタンレー<MS>が投資判断を相次いで「バイ」(買い)に引き上げたことが好感されて堅調に推移しており、14日は7カ月ぶりに50ドル台を回復したばかりだった。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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