富士通、マスクを着用していてもマスク着用なしと同等の高精度で本人特定が可能な認証技術を開発

株式

2021/1/22 16:02

 富士通<6702.T>グループの富士通研究所は21日、顔情報で照合対象者を絞りこみ、手のひら静脈で本人を特定する非接触な生体認証を融合させたマルチ生体認証において、マスクを着用していても、マスク着用なしと同等レベルの99%以上の高精度で本人特定が可能な認証技術を新たに開発したと発表した。

 一般的な顔情報を用いた絞り込み技術では、マスク着用時に顔の大部分が隠れるために認証されないケースが数%程度あったが、同技術では、利用する顔画像にマスクを合成した顔画像を生成して学習させ、マスクの有無による見え方の差異を吸収することができ、マスク着用なしと同等レベルの99%以上の絞り込み精度が可能になったとしている。

 22日の終値は、前日比765円高の1万6950円。

提供:モーニングスター社

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