<米国株情報>インテル、決算良好も長期経営戦略の公表見送りで急落

株式

2021/1/26 10:34

 米半導体最大手インテル<INTC>の株価が21日発表の20年12月期第4四半期(10-12月)の決算を発表したが、長期経営戦略の発表を見送ったことから、利益確定売りが優勢となった。

 第4四半期の決算は市場予想を上回る内容となり、この日は6.46%高の62.46ドルと3営業日続伸したが、翌22日は10%近く下落し、ほぼ安値引け。週明け25日も続落し、2.15%安の55.44ドルで引けた。当初インテルは決算を引け後に発表するとしていたが、決算情報が漏えいした恐れがあるとして取引終了直前に発表していた。

 第4四半期の売上高は前年同期比1%減の199億8000万ドル、純利益は同15%減の58億6000万ドルと減収減益となったが、調整後の1株当たり利益(EPS)は同横ばいの1.52ドルとなり、売上高、同EPSともに市場予想を上回った。

 事業別では、PC事業部門の売上高が同9%増の109億ドルと好調だった。また、データセンター事業部門の売上高は同16%減の61億ドルと減少したものの、市場予想を上回った。

 21年12月期第1四半期(1-3月)の業績予想は、整後の売上高を約175億ドル(同約186億ドル)、調整後のEPSを1.10ドル(調整前は1.03ドル)と、いずれも市場予想を上回った。

 ただ、通期の業績予想については発表を見送った。また、長期経営戦略についても、パトリック・ゲルシンガー氏が新CEO(最高経営責任者)に就任したあと、発表する方針を明らかにした。ゲルシンガー氏は現CEOのロバート・スワンCEOの後任として2月15日付で就任する予定。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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