<新興国eye>ブラジル中銀週報:21年GDP見通しを3.49%増に上方修正

新興国

2021/1/26 10:39

 ブラジル中央銀行が25日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀の21年実質GDP(国内総生産)の見通しは前週予想の対前年比3.45%増から3.49%増に上方修正された。上方修正は3週連続、1カ月前の予想は3.49%増だった。また、22年の見通しは前週予想の2.50%増に据え置かれた。据え置きは144週連続となった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た21年のインフレ見通しは前週予想の3.43%上昇から3.50%上昇に引き上げられた。引き上げは3週連続、1カ月前の予想は3.34%上昇だった。22年の見通しは前週予想の3.50%上昇に据え置かれた。据え置きは78週連続となった。

 21年末時点の政策金利見通しは前週予想の3.25%から3.50%に引き上げられた。1カ月前は3.13%だった。22年末時点の見通しも前週予想の4.75%から5.00%に引き上げられた。1カ月前は4.50%だった。次回3月16-17日会合時点の見通しは前週予想の2.00%に据え置かれた。据え置きは30週連続となった。

 為替レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の1ドル=5.00レアルに据え置かれた。据え置きは5週連続。22年末時点の見通しは前週予想の4.90レアルから5.00レアルに引き上げられた。1カ月前は4.95レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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