ゼオンが反発し昨年来高値、21年3月期の連結業績予想の上方修正と、期末配当予想の増額で買い人気

株式

2021/1/29 16:27

 日本ゼオン(ゼオン)<4205.T>が反発。139円高の1706円を付け、27日に付けた昨年来高値1600円を更新した。29日午後零時30分、21年3月期の連結業績予想の上方修正と、期末配当予想の増額を発表、買い人気を集めた。

 21年3月期業績予想で、売上高を2750億円から3000億円(前期比6.8%減)に、営業利益を160億円から290億円(同11.1%増)に引き上げ、一転して増益となる見込み。高機能材料事業部門で、光学フィルムの販売が堅調だったことや、エラストマー素材事業部門が全体として回復基調であったことに加え、費用の圧縮に取り組んだことなども寄与する。

 業績の修正に合わせ、期末配当予想を見直しし、従来の10円から11円(前期実績10円)に増額。年間配当は、中間期配当の11円(同11円)と合わせ22円(同21円)となる見込み。

 21年3月期第3四半期(20年4-12月)決算は、売上高が2163億400万円(前年同期比10.8%減)、営業利益が210億7000万円(同2.2%減)だった。

 29日の終値は、前日比113円高の1680円。

提供:モーニングスター社

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