日産化学が急落、第3四半期累計は順調に推移し自社株買いの実施を発表するも材料出尽くし感

株式

2021/2/8 16:26

 日産化学<4021.T>が急落。5日引け後の決算発表で、21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)の連結業績は順調な推移を示し、取得期間21年2月8日-4月30日の予定で、上限30億円、80万株(自己株式を除く発行済株式数の0.55%)の自社株買いも実施すると発表したが、いったん材料出尽くしの動き。株価は前週末比160円安の5970円まで値を下げている。

 21年3月期第3四半期累計は、売上高1382億2800万円(前年同期比0.1%増)、営業利益235億6100万円(同9.5%増)。「化学品」「農業化学品」「医薬品」は減収・減益だったが、主力の「機能性材料」が、ディスプレー材料、半導体材料の好調で営業利益を170億800万円(同30.1%増)に伸ばして全体をけん引。第3四半期(20年10-12月)に限ると連結営業利益は55億8100万円(同63.5%増)に増大している。

 8日の終値は、前週末比140円安の5990円。

提供:モーニングスター社

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