エンビプロHが急騰し一時ストップ高、21年6月期業績予想の上方修正と期末一括配当予想の増額を好感

株式

2021/2/9 10:47

 エンビプロ・ホールディングス(エンビプロH)<5698.T>が急騰。一時100円ストップ高の792円を付けている。8日引け後、21年6月期の連結業績予想の上方修正と、期末一括配当予想の増額を発表、好感された。

 21年6月期の業績予想で、売上高を288億6000万円から357億円(前期比5.4%増)に、営業利益を5億1000万円から10億円(同26.5%増)に引き上げ、一転して増益となる見込み。当初の想定よりも早い国内外の経済活動再開の動きによる取扱量の回復に加え、中国の旺盛な鉄鋼需要を背景とした鉄スクラップ価格の上昇や、最終処分場逼迫問題の緩和による操業の安定などが寄与する。

 21年6月期第2四半期(20年7-12月)の決算は、売上高が166億1500万円(前年同期比11.1%減)、営業利益が5億3200万円(同19.5%減)だった。

 今回の業績予想の上方修正を織り込み、期末一括配当予想は、従来の10円から15円(前期実績10円)に増額するとした。

 午前10時46分時点の株価は、前日比76円高の768円。

提供:モーニングスター社

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