センコーGHが続急伸で昨年来高値を更新、通期の営業利益予想を上方修正し一転増益に

株式

2021/2/9 14:23

 センコーグループホールディングス<9069.T>が続急伸。8日引け後の決算発表で、21年3月期の連結営業利益予想を上方修正したことが材料視された様子。株価は前日比67円高の1082円まで値を上げ、20年12月14日に付けた昨年来高値1039円を更新している。

 21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)は、営業収益4246億300万円(前年同期比0.7%減)、営業利益174億円(同1.3%増)。新型コロナウイルス感染症拡大の影響でホテル、フィットネスジム、デイサービス、飲食店などの利用者が大きく減少し、「その他事業」の営業損益は2億900万円の赤字(前年同期は12億4700万円の黒字)に陥ったが、主力の「物流事業」が営業利益157億200万円(同5.6%増)、家庭紙の販売増および価格是正の推進、宅配ニーズ増加に伴う日用品の販売増で「商事・貿易事業」が営業利益24億1200万円(同52.4%増)となり、全体として増益を確保した。

 これを踏まえ会社側は通期予想について、営業収益は従来の5850億円から5780億円(前期比1.4%増)に減額したが、営業利益を202億円から210億円(同1.7%増)に引き上げ一転して増益を見込んでいる。

 午後2時18分現在の株価は54円高の1069円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ