<相場の読み筋>2月15日

2021/2/15 7:35

 前週末12日の米国株式は、NYダウが前日比27.70ドル高の3万1458.40ドルと反発、ナスダック総合指数が同69.700ポイント高の1万4095.474ポイントと続伸して取引を終了。NYダウは2日ぶり、ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新した。出来高概算は、NY市場が8億3096万株、ナスダック市場が74億6879万株だった。史上最高値近辺での推移が続くなか、15日がワシントン生誕日の祝日で3連休となることもあり、ポジション調整の売りが先行した。売り一巡後は、もみ合いとなったが、景気対策への期待感が根強く、取引終了にかけ上昇に転じた。NYダウ採用銘柄では、インテル<INTC>やJPモルガン<JPM>、ゴールドマン・サックス<GS>などが、値上がり率の上位に入っている。

 15日の東京株式は、堅調な展開か。前週末12日の日経平均株価は、5日ぶりに反落したものの、底堅く推移していた。現地12日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数がそろって史上最高値を更新したこともあり、買い優勢のスタートとなりそう。ただ、21年3月期第3四半期(20年4-12月)の決算発表のピークを越え、手がかり材料に欠けることや、利益確定売りに上値が重くなる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=104円台の後半(前週末12日終値は104円92-93銭)、ユーロ・円が1ユーロ=127円台の前半(同127円11-15銭)と小動き。12日のADR(米国預託証券)は円換算値で、東芝<6502.T>、パナソニック<6752.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、前週末12日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末12日の大阪取引所清算値比235円高の2万9615円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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