<新興国eye>トルコ12月総売上高指数、前月比0.4%低下―前年比28.6%上昇

新興国

2021/2/16 10:41

 トルコ統計局が12日発表した20年12月の総売上高指数(15年=100)は前月比0.4%低下と、11月の同5.5%上昇から転じ、8カ月ぶりに低下した。同指数は新型コロナの悪影響を最も強く受けた20年4月に24.7%低下となったが、5月に12.5%の上昇に転じ、11月まで7カ月連続で上昇していた。

 セクター別では、建設業が3.6%低下と、最も落ち込み、次いで貿易業が2.4%低下となった。対照的に、鉱工業の3.1%上昇(このうち、鉱業は6.8%上昇、製造業は3.0%上昇)、サービス業は0.4%上昇となった。サービス業のうち、行政支援サービスは5.0%上昇、運輸・倉庫も3.2%上昇、専門職も0.8%上昇となったが、ホテル・レストランは9.7%低下、不動産も7.8%低下、情報・通信は1.6%低下と、明暗を分けた。

 一方、前年比は28.6%上昇と、11月の39.3%上昇を下回り、8カ月ぶりに伸びが減速した。

 総売上高指数は鉱工業(鉱業と製造業)や建設業、貿易業、サービス業の売上高を指数化したもので、経済状況を示す。

<関連銘柄>

 iS新興国<1362.T>、上場MSエマ<1681.T>

提供:モーニングスター社

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