エスクリが急落、21年3月期第3四半期決算で損益が赤字転落、30億円の種類株式を発行し資金調達

株式

2021/2/16 16:09

 エスクリ<2196.T>が急落し、49円安の322円を付けた。15日引け後、21年3月期第3四半期(20年4月-12月)の連結決算を発表。損益が赤字に転落し、嫌気された。

 第3四半期決算は、売上高が79億5000万円(前年同期比67.9%減)、営業損益は48億5800万円の赤字(前年同期は20億4000万円の黒字)だった。ブライダル関連事業で、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、20年4月に発令された緊急事態宣言およびその延長を受け、同期間中においては運営する全施設を臨時休業。緊急事態宣言が解除され、新規受注、施行件数等は徐々に回復傾向にあるものの、同期間に予定されていた挙式・披露宴の多くが日程変更となったことから、売上高が大幅に減少した。

 21年3月期業績予想は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、現段階において合理的に算定することが困難であるとし、未定を継続した。

 同時に、三井住友ファイナンス&リースとの間で、第三者割当の方法により発行価額約30億円の種類株式を発行することも明らかにした。調達した資金は、運転資金の確保と有利子負債の返済に充当する。

 16日の終値は、前日比43円安の328円。

提供:モーニングスター社

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