島津製、NEDOおよび神戸大学と、高速・高精度で細胞代謝物を解析する技術を開発

株式

2021/2/18 16:08

 島津製作所<7701.T>は17日、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)および神戸大学と、高速・高精度で細胞代謝物を解析する技術を開発したと発表した。

 同社、NEDO、神戸大学は、植物や微生物を用いた高機能品生産技術の開発(スマートセルプロジェクト)に取り組み、これまでに開発した微生物細胞自動前処理技術に加え、このたび水溶性代謝物など186種類の細胞代謝物を一斉分析できる「代謝物抽出トータルシステム」と、有望なスマートセルの候補となる細胞を最短1日で見つけられる「ハイスループット評価システム」を開発した。

 これらのシステムを用いて、細胞の特性を示す膨大なデータを高精度に高速で取得し、より適切な代謝経路を設計することで、これまでの20倍の選抜効率でスマートセル候補細胞を得られるという。長い期間を要していたスマートセルの開発を圧倒的に短縮できることから、高機能な物質の大量生産も可能となるとしている。

 18日の終値は、前日比100円安の4315円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ